ナショナルフーズの遺伝史〜継承と進化〜vol.2

contents section

この記事は約8分で読めます。

創業から今日に至るまで、ナショナルフーズは焼肉事業を中心に事業を拡大させ、食を通じた喜びと幸せを提供してきました。地元岡山の皆様から信頼され、愛される会社で居続けるため、私たちにできることは何か?そんな想いを胸にこれまで数えきれないほどの挑戦をしましたが、全てが成功だったわけではありません。そんな紆余曲折の歴史を目の当たりにしてきた、今後の事業推進を担うマネージャー陣5名にインタビューを敢行。

これまで継承されてきた“ナショナルフーズのDNA
そして、更なる進化に向けた取り組みや戦略とはー

ナショナルフーズの”遺伝子×歴史=遺伝史”として
それぞれの想いを熱く語っていただきました。

今回はマネージャー兼総社店店長の増田さんにインタビューを敢行。
ナショナルフーズの顔ともいえる、美味しい料理を裏で支える増田さんの遺伝史とは?

まずはじめに、今までの経歴を教えてください。

大学1年生の時に始めたアルバイトから、ナショナルフーズでのキャリアをスタートさせました。

元々、飲食業界に興味があり、ナショナルフーズでの仕事を通じて、やはりこの道に進もうと決意しました。大学卒業と同時にナショナルフーズに入社したので、ナショナルフーズでのキャリアも30年近くになりますね。

この30年を振り返ると、ここでは話しきれないほど沢山の試練を乗り越え、その度に絆を深めながら、成長を続けていく姿を目の当たりにしてきました。その甲斐があり、苦しい時こそ、「会社に還元していきたい」と思う社員が増えていっているのは嬉しいことですね。

現在の業務内容について教えてください。

現在は、総社店の店長業務とサブマネージャー業務を兼任しています。総社店の運営に関する一切を取り仕切りながら、メニュー開発にも携わっています。メニューの立案段階から関わることも多く、出来上がったメニューのすべては、私がレシピやマニュアルに落とし込んでいます。

他には、次世代店長の教育ですね。私の場合、店長候補の社員に対して、店舗運営のノウハウやアルバイトとの関係構築以外に、売上計画など数字面のマネジメントについての指導を行っています。私が担当している店舗は来店数も多いので、より多くの利益を出さなくてはいけないと感じています。一店舗にできる施策は限られているものの、その積み重ねが会社全体の利益になることは間違いないと確信しています。

目標売上に届かなそうだと思ったら、お客様との会話を増やしてお料理をおすすめします。小さなことかもしれませんが、日々の積み重ねを意識して成果を挙げてきているんです。また、回転が悪い時ほど商品の鮮度に気を配っています。私自身がレシピやマニュアル作成に携わっているので、品質に関しては人一倍意識が強いと自負していますね。

ナショナルフーズの強みとは?

地域密着と若手の活躍

私が考える、ナショナルフーズの強みは“人との繋がり”です。社員間の繋がりで言えば、スタッフがお互いを尊重しながら助け合って仕事ができている。さらに、地域との繋がりもあります。地元に密着して約50年。どんどん亭でお食事をされていた方が、今はお孫さんを連れて来店くださる。「愛されてるな」って感じています。

また、最近は若い社員が活躍できる環境が整ってきています。そういった環境を作ることは難しいと思いますが、会社全体で取り組んでいるところです。社歴やキャリアに関係なく、誰もが色々な新しいことに挑戦できることが強みだと実感しています。

現在抱えている課題や注力ポイントについて教えてください。

社内を巻き込んだトレンド作りの文化を

三宅代表を筆頭に今の経営は新たな試みにも柔軟に対応し、非常にスピード感がありますが、その反面、新たにインプットしなければならない情報が多く、そう言った新たな動きに対してタイムリーに対応できていない部分もあります。特に私の場合はSNSを駆使したマーケティングなど、最先端から遅れていましたし、そもそも「インスタって何だ!?」から始まりました。まずは自分がしっかり勉強していくことが必要だと思い、若いアルバイトや自分の子どもたちから情報を収集しました。

若い世代のスタッフに教えてもらうことには、ちょっと照れや恥ずかしさもありますが、それでも、自分から新しいことを受け入れていくことが、自分の成長に繋がると思って日々努力しています。

そう言った中で、今後新たな試みとして社内で『商品開発部』を立ち上げてみたいですね。SNS世代の若い人たちがどういった観点でお店を選び、どういう料理を食べてみたいと感じるのか、実際にSNSで情報収集している若いスタッフの意見も反映させながら、お客様に喜んでいただける新メニューを研究・開発していきたいです。美味しいのはもちろん、SNSでの情報発信にも役立てられる、“映える”メニューも増やしていきたいですし、マニュアルやオペレーション面においても、スタッフの労働過多にならないよう、より効率化できる部分や社員育成に注力していきたいです。

まとめ

お客様と従業員それぞれが幸せになるために日々奮闘する増田マネージャー。ナショナルフーズが長年愛され続ける裏側では、店舗運営を通じて得たノウハウをしっかり現場に還元し、安定した利益を生み出し続ける増田マネージャーの手腕が輝いていました。

本日はお話を聞かせていただきありがとうございました。

related post

関連記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です