ナショナルフーズの遺伝史〜継承と進化〜vol.5

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創業から今日に至るまで、ナショナルフーズは焼肉事業を中心に事業を拡大させ、食を通じた喜びと幸せを提供してきました。地元岡山の皆様から信頼され、愛される会社で居続けるため、私たちにできることは何か?そんな想いを胸にこれまで数えきれないほどの挑戦をしましたが、全てが成功だったわけではありません。そんな紆余曲折の歴史を目の当たりにしてきた、今後の事業推進を担うマネージャー陣5名にインタビューを敢行。

これまで継承されてきた“ナショナルフーズのDNA”
そして、更なる進化に向けた取り組みや戦略とはー

ナショナルフーズの”遺伝子×歴史=遺伝史”として
それぞれの想いを熱く語っていただきました。

今回は部長兼エリアマネージャー、さらに店長でもある三宅さんにインタビューを敢行。どんどん亭自慢のサラダバーのように、人を惹きつける魅力にあふれる三宅さんの遺伝史とは?

まずはじめに、今までの経歴を教えてください。

学校を卒業後に懐石料理のお店で3年間修業し、23歳のころにナショナルフーズに入社しました。入社当時は、店舗展開のスピードが圧倒的に速く、常に人員不足状態…。キャリアアップ云々ではなく、やらざるを得ないような状況になっていて、入社してから1年ほどで店長に。

右も左も分からないような状態でしたが、目標にしたいと思えるような部長や他店の店長をお手本に、がむしゃらに突き進んできました。スタッフへの接し方や経理的な処理など、店舗運営に関する内容を実務で学んでいく感じでしたね。その後、組織再編成のタイミングで、部長とエリアマネージャーを兼任するようになりました。

現在の業務内容について教えてください。

部長兼エリアマネージャーという役職ですが、店長もずっと兼任しています。私は、根っからの「現場好き人間」なので、現場に立ってお客様やスタッフと接することが生きがいであり、やりがいですね。そして、仕事をする上での一番の楽しみでもあります。

日々の業務として、店舗の運営や売上の向上に注力することは当たり前ですが、スタッフとの関わりについても強く意識しています。スタッフあってこそのお店ですからね。相手をリスペクトして、対等な立場で接するように心掛けています。

ちょっと自慢になりますが、年に2回行われている従業員満足度調査では、毎回Sランクを取っています。お食事にいらっしゃったお客様からも、「自分の子どもを働かせてほしい」なんて素敵なお言葉をもらうことも。退職率もかなり低く、人手不足と言われている飲食業界ですが、私の店舗はむしろ人材があふれています。人材不足に悩むことがないのはありがたいですね。

また、マネージャーの業務としてサラダバーの考案も行っています。年4回、お客様やスタッフの声を聞きながら、使用する野菜の仕入れも含め、季節ごとの演出や内容を考えています。岡山県内の飲食店の中でも、圧倒的な品数と品質の高さ、季節感ある旬の食材、陳列方法など、競合に負けないという自信でいっぱいです。

とはいえ、現在の形になるまでには試行錯誤の連続で、とても苦労しました。今でも、実際に他企業のサラダバーを食べに行ったり、調査を欠かさずに行っています。サラダバーを目当てに来店されるお客様も多いので、期待を裏切らないようにと日々精進しています。

ナショナルフーズの強みとは?

圧倒的な品質と美味しさ

現社長もかなりこだわっているポイントなのですが、他店に負けない、しっかりした品質と美味しい料理を提供し続けていることがナショナルフーズの強みですね。

一つひとつのメニューにある、細部にまで妥協することのないこだわり。圧倒的な品数と品質の高さを実現している自慢のサラダバーに関しても、私自身の探求心を尊重してもらえたからこその成果です。社員の自主性に寄り添って応援してくれる社風も、大きな強みになっていると自慢できます。

また、社員同士がフラットな人間関係を築けていることも強みですね。店長会議などの際も、変な緊張感がなくざっくばらんに意見を言い合える。店長からの提案に対しても、それを否定せずに一緒に考えられる。そんな風通しのよい体制や環境も強みと言っていいのではないでしょうか。

現在抱えている課題や注力ポイントについて教えてください。

自分のエリアから人は辞めさせない

どこの企業も同じだと思いますが、会社全体としての社員数がまだまだ足りないことは大きな課題ですね。会社としても、一定の数までは店舗の数を増やしていきたいという構想はあります。しかし、今現在は店舗の拡大に割り振れる人材が足りていない。

新規採用によって人材を確保することも、ひとつの方法です。しかし、店舗拡大という構想を早期に実現させるためには、既存の社員の教育や育成に力を入れることが欠かせません。そのため、個々人にあった教育方法や育成環境を整えてあげられるように気を配っています。

人によって、成長のペースやポイントが違いますから。精神的安定性は確保しつつ、個人にあったペースで育成計画を立てる。「自分のエリアから人は辞めさせないぞ!」そんな強い気概を持って、社員の育成と教育に当たっています。

また、経営理念にもある「ひとりのお客様の満足とひとりの社員の幸せ」。この究極のテーマを全員に浸透させていくことに関しても、まだ課題が残っていると考えます。

飲食業界全体の大きな課題である「社員の働き方」。ナショナルフーズでは、大幅な改善が進んでいます。定休日があったり、しっかりと休日を取れていたり。しかし、まだまだ完璧とは言えません。今後も残業時間を減らすような取り組みを行ったり、三宅社長の舵取りの下、今後も働き方改革を加速させていきたいですね。

まとめ

発する言葉の端々から、お客様と従業員に対する隠しきれない愛情が溢れていた三宅マネージャー。ナショナルフーズに来店されるお客様と働く従業員、ナショナルフーズに関わるすべての人々が素敵な笑顔でいられる秘訣。それが、三宅マネージャーの存在なのだと実感させられるインタビューでした。

本日はお話を聞かせていただきありがとうございました。

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